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『つる』
Yu.コヴァーリ 文/T.マーヴリナ 絵/田中泰子 訳
ブック・グローブ社 2500円
ロシアで唯ひとり国際アンデルセン賞を受賞した画家マーヴリナと、日本の俳句や芥川文学を愛した人気作家コヴァーリ。絵筆とペンという違いはあるものの、自然に向かうふたりの姿勢に共通点を見出した名編集者リーベットの努力でふたりのコラボレーションがペレストロイカ期に実現。邦訳では『ゆき』『ちょうちょ』が誕生して好評を博し、この6月に待望の3冊目『つる』が完成! ロシアのすがすがしい田舎の空気を伝えるマーヴリナ、人と自然の共生を散文詩のような文体で綴るコヴァーリ――ふたりの芸術家の「言葉」は、子どもから大人まで、読者の胸に深くしみる。
『ゆき』と『ちょうちょ』では、訳者の求めに応じて90代のマーヴリナが日本語版用飾り文字を描きおろし、『つる』のそれは、既に他界していたマーヴリナに代わり、マイ・ミトゥーリチが描いた。ふたりの遺作となった飾り文字も、邦訳3冊セットの魅力のひとつ。
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